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金木犀のおもいで。

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高校生の時分。
勉強は嫌いだったが、ひとつだけ好きな授業があった。
先生から毎回ひとつの写真や絵を提示されて、
それについて短編小説を書く、というもの。
何の規制もなく、自由にやっていい授業であったので
毎回どんな画を提示されるのか、楽しみでたまらなかった。

中でも最も私の心を躍らせたのは、作品にたいしての先生の感想。
男性の先生だったが、私は高校生の身分でありながら
毎回エロティックな描写を入れていた。
先生が「感じたことであれば、一行でも一文字でもいい。自由に書いてください」
と言ってくださっていたので、書きたいものを書いたのだ。

私はどちらかというと同級生よりも性的にマセていたし
ネクラだった。それは今も変わりない。
だから、セーラー服に太宰治やウィリアム・バロウズを抱える女子高生だった。
今思うと頭がおかしいと思うけど、当時はそれがカッコイイと思っていた。(自分だけ)

そんなマセガキの、精一杯背伸びをしたエロティックな描写にたいし、
先生は丁寧な感想をくださったのを覚えている。

「あなたの繊細な心理描写が書かれていて、読みごたえがあった。」

先生に「繊細」などと言われ、私はショックを受けて倒れそうになった。
それは「甘酸っぱいような胸の痛み」だった。
かといって、恋などではない。先生のルックスは「年をとってくたびれたカカシ」
のようだったから。

自分を受け入れてもらえたようで、嬉しかったのだ。


だから私は時折、「変態」にたいし、
この男性の先生のような気持ちで接しているときがある。(人による)

こんなことは口で言うものではないと思うが
きっと、誰だって自分を知ってほしいと思っている。

かつての自分がそうであったように。







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Comments 6

彩月(あやつき)

Mのさま。

こちらこそご無沙汰しております。お元気ですか?まさか、Mのさまからコメントいただけるとは!
ブログ読んでいただいているようで、うれしいです。例のコスチュームは持っております。
またお逢いできるのを楽しみにしておりますよ!

2010-10-09 (Sat) 01:11 | EDIT | REPLY |   

彩月(あやつき)

Mさま。

Mさんから連絡きましたよ。書きこみしていただいた件にかんしては喜んで!

2010-10-09 (Sat) 01:05 | EDIT | REPLY |   

彩月(あやつき)

ブタくんへ。

生き金と死に金を意識するとだんだんわかってきた気がします(私なりに。)
でも人と価値基準が違うみたいです。
ところで蛇舌をなくしたいのですけれどもね。ブタのメルマガたのしみー!

2010-10-09 (Sat) 01:04 | EDIT | REPLY |   

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2010-10-08 (Fri) 12:03 | EDIT | REPLY |   

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2010-10-08 (Fri) 05:36 | EDIT | REPLY |   

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2010-10-07 (Thu) 21:03 | EDIT | REPLY |   

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