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恋重荷(世阿弥元清)再録

前回のエントリーでいろいろな反応をいただいたので
世阿弥元清の恋重荷を再録。

tokyohayorunoshichizi2.jpg


恋重荷(こいのおもに)
(作者)世阿弥元清
(物語・曲趣) 白河院の御所で菊守をしている山科の荘司が
女御を密かに恋しているらしいということを院の臣下が聞き知った。

そこで臣下は女御の思し召しでこのことを諦めさせようと、
羅錦繍で包んだ重荷を見せて
「これを持ってお庭を百度も千度も回ったら、女御のお姿を拝ませよう」と
荘司に言い聞かせた。

荘司は喜んで重荷を持とうとしたが持つことが出来ず、
精根を使い果たして、怨みながら死んでしまった。

不憫に思った臣下は女御にことの次第を申し上げ、
「荘司の姿をひと目ご覧ください」と勧めた。

女御はお庭に出られて情けある言葉をかけられた後、
立とうとされると磐石にでも押されたようで立つことが出来ない。

その時、荘司の怨霊が現れて誠ない言葉を責めたが、
「亡き跡を弔い給われば、怨みを捨てて千代のお守りとなるべし」と誓うのである。

荘司はすさまじい恋をしたのが重荷となって、その重荷のために死んだのである。

綾羅錦繍に包まれた重い石は、すなわちこの無理な恋の象徴である。

主題は、弄ばれた恋の執念の強さを表現するところに置かれていながら、
転心と妥協によってその執念の恐ろしさはだいぶん緩和されるのである。




ひとときの 安らぎも得ぬ
苦しみは 我が身より出づ
踏み初めし 恋路にまよひ
よるべなく あくがれまどひ
いたづらに まつはりつきて
かのひとの 重荷となりぬ

かに かくに まだ 焦がるるか
あさましき恋の奴(やっこ)や
道すがら ひとめ見るたび
このこころ 逸りてやまず
やすまらず 乱れてやまず
恋しさは 重荷となりぬ

過ぎ去りし 時は戻らず
すれ違ひし こころ戻らず
きざまれし おこなひ消えず
投げつけし 言の葉枯れず
ふりしぼる ちから及ばず
課せられし 重荷になへず
かへり来ぬ むかしの日々の
かがやきは いまだ 消えざり

つくづくと せつなし つらし
こまやかな こころづかひも
やさしさも あはれみさへも
奪ひおきて 我が身のうへは
かのひとの 恋の重荷と
なり果てて 朽ちゆきにけり

恋ひ恋ひて 夜の枕に
うち伏せば 人にも逢はむ
ほほ笑みて 語らふことの
尽きぬこと 泉のごとく
やはらかく 握りたる手の
愛(かな)しきこと 命のごとし
いとせめて ひとめなりとも
醒めてのちに逢ふよしもがな

恨みかね 思ひ むすぼれ
恋しさは あくがれまどひ
身にあまる 重荷となりぬ
ひとときの 安らぎも得ぬ
苦しみを いづこへやらむ
いかにせむ 誰に伝へむ







(彩月的超解釈)
白河院の女御は輝くばかりの美しい女だった。
菊職人のじいさんは、あろうことかじじいの身分もわきまえず、
その女御にほれた。じいさんの思いは当然とどかない。なぜなら、
見るも無残なおいぼれじじいだからだ。

女御はこの身の程しらずの色ボケじじいをこらしめてやろうと、
重い荷物をもってその場で何回もくるくる回ってくれるならば、
思いを遂げさせてやろうと言った。
つまり一発やらしてやると言う意味である。

それを聞いたじいさんはよろこんだが、おいぼれじじいだから当然、
回るどころか重い荷物すら持てず、あまりのくやしさに死んじゃった。チーン。
そして、じいさんはおいぼれにも関わらず、女御を恨んだ。
じいさんは一方的なストーカー気質のある男だったからしかたない。
恨みはらさでおくべきか。
じじいは幽霊になってまで女御に恨みつらみをぶつけて責め立てた。
なんという老害!百害あって一利なし。まったくやっかいな色ボケじじいである。

しかし、あるとき何を思ったか、じいさんはとつぜん女御の守護神になるなどと
言い出すではないか!それを聞いた女御はびっくり仰天。
最初から最後まで、このじいさんは相手のことなど微塵も考えない
一方的で自分勝手なモウロクじじいなのである。










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Comments - 10

彩月(あやつき)

蛆虫野郎

月経仮面おもしろいですね~。いろいろ考えるわよねえ。貴方みたいな不浄な変態にぴったりね。
ほんと貴方とも永いお付き合いになりましたねえ。顔面騎乗が昔よりもパワーアップしているのは
確かかもしれません!なぜかはわかりません。

2017-06-10 (Sat) 07:17 | EDIT | REPLY |   

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2017-06-02 (Fri) 23:22 | EDIT | REPLY |   

彩月(あやつき)

口だけ豚番長。

ご理解いただきありがとうございます。

2017-05-30 (Tue) 18:20 | EDIT | REPLY |   

口だけ豚番長

たしかに…

2017-05-30 (Tue) 13:55 | EDIT | REPLY |   

彩月(あやつき)

保礼 翔さん。

女御はただ無視するしか方法はないんじゃないかなあー。

2017-05-30 (Tue) 12:10 | EDIT | REPLY |   

彩月(あやつき)

口だけ豚番長。

快・不快は私が決めることですし気にしてくださらなくて結構ですよ。
またビンタしたいときはビンタしますし蹴りしたいときは蹴りをするので、
豚がそこまで考えてくださらなくて結構です。

2017-05-30 (Tue) 12:09 | EDIT | REPLY |   

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2017-05-28 (Sun) 22:52 | EDIT | REPLY |   

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2017-05-28 (Sun) 17:48 | EDIT | REPLY |   

口だけ豚番長

月が綺麗ですねは、夏目漱石流口説き文句だったのかぁ。
確かブログにも以前紹介されてたような気がする。
ブーツが綺麗ですね〜
ブーツが綺麗ですね〜
ブーツが綺麗ですね〜
たぶんブン殴られる。

2017-05-25 (Thu) 13:43 | EDIT | REPLY |   

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2017-05-25 (Thu) 13:01 | EDIT | REPLY |   

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